あなたは過去に人に言えない過ちを犯していませんか?
特に「いじめ」をしていませんでしたか?
いじめられている人がなぜか恥ずかしい、という訳のわからない風潮がありますよね。
きっといじめられている=弱いもの
という意味があったから恥ずかしいイメージなのかなと思います。
でも大人になるとどうでしょう?
それは見事に逆転します。
大人になるとビクビクして生きるのは「いじめた側(加害者)」
社会人で現在進行形のいじめがバレて、ニュースで出て名前も顔もバレて生きていけなくなる。な〜んてこともあるんですよ。
自分の夢が叶った時、結婚する時、いつどのタイミングでいじめを暴露され自分が弱い立場になるかわかりません。
そういう実話動画もYouTubeで人気ですよね。
なぜかというと過去のいじめっ子が大人になって成敗されるからスカッとするため人気なのです。
さて、本題。
髪の毛のことで調べまくっていたら、こんなツイートを見かけました。
ずっと忘れられなくて、3月〜4月の卒業・入学・入社の季節になると特にそれを思い出す。
もうずいぶん前のことだけど、今「ある境遇」にいる人達には大切なことだと思うから言っておきたい。— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
これは2017年にツイートされたものです。
大事な話でしたので、今の2020年にもみなさんに知ってもらいたい・気づいてもらいたいと思いますのでツイートをお借りします。
もくじ
うりぼーさんの体験談
10年以上前のことだけれど、地元のある美容室に行った時のこと。その美容室は従業員が沢山いる有名チェーン店。(今もある店なので名前は伏せます)
私が店を訪れ、若い男性のアシスタントさんにシャンプーをされている時、突然「帰ります!!」という女性の声が店内に響いた。— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
これは確かに何事!?って思いますよね。
「なにごと!?」とびっくりしたけど、シャンプー中で様子がわからない。女性の「最悪!二度と来ません!」という声と、スタッフの「落ち着いて下さい」というやり取りにドキドキしながら寝そべっているしかなかったのだけど、ふと気づくと私のシャンプーをしていた男性がいない。
— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
「あれ?どこ行っちゃったの?女性が暴れてるとか?スタッフ総動員?」と不安になる私。そこへ聞こえて来た、恐らく泣きながら大声を出す女性の声。
「あんた、高校の時私に何したか覚えてるの!?私のことさんざんイジメといて、よく何もなかったような顔してられるよね!最低!」— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
店内はもう静まり返ってしまって、従業員もみんな黙ってしまった。
顔にかけられたガーゼを取って、恐るおそる顔を上げると、女性は従業員の一人に向かって「私ずっと忘れてないから!あんたが忘れても、あんたにされたこと一生忘れないから!」と言っていた。顔を真っ赤にして。— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
なんだか大変な現場に出くわしてしまったと思うと同時に、女性の気持ちと従業員の気持ちを考えてしまって、胸が痛かった。
「この春入ったスタッフ」としてアシスタントについた従業員が「昔自分をいじめていた人」だった女性。
自分の髪を触る「あいつ」に気づいた時の気持ち。— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
いやだよ絶対。いじめてきたあいつが自分の髪を頭皮を肌を触ってるなんて!私でも虫酸が走りました。
対して、「専門学校を卒業し晴れて就職、新人として一生懸命頑張っているところへ昔いじめていた人がお客さんとしてやってきた」従業員の気持ち。
「すみませんでした…」と、声を絞り出すように謝る従業員に「許さない」と叫び続ける女性。— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
女性は元々その店の常連だったのか、店長が「とりあえず従業員は奥へ行かせますから落ち着いて」と説得している。
でも女性はカット途中の髪のまま、「店長さんには悪いけど、もう二度と来ません。こいつに何をされたか、私は一生忘れません」と言って、泣きながら店を出て行った。— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
叩きつけるようにお金を置いて、ひったくるようにバッグをとって、女性は行ってしまった。真っ赤になった横顔から、興奮度合いが伝わってきた。
あまりの空気に、待合室で待っていたお客さんが二人「キャンセルで」と帰ってしまった。
その後は沈黙。お通夜どころじゃない暗さ。— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
店長が「お騒がせしました」と客の一人ひとりに謝って回り、なんとなくみんな察して、店内はぎこちないながらも何事もなかったかのように元に戻った。
私のシャンプーへ戻って来た男性は「すみません」と一言謝って、心の乱れそのままといった感じの、割と雑なシャンプーをした。— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
過去の過ちは消えない
これすごくわかるんです。
思い出したくないし、つらい過去なんです。
2度と見たくなかった顔が目の前にあって、鮮明に思い出されるいじめ。
私もそのシチュエーションを自分で重ねたら大変なことになりました(怒りで泣けてきた)
女性は、さっぱりといい気分で帰るはずの場所で「忘れたいのに忘れられない記憶」を一気にぶつけられて激昂したんだと思う。
従業員は「昔のこと」と突然向き合うことになり、しかもそれが職場で人前で、もうどうしたらいいかわからなかったんだと思う。何とも言えない空気だった。— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
過去のことに縛られて云々とか、謝る機会がなかったとか、そういう話ではなくて。
いじめやパワハラをしている人は、「今の自分」と「五年後の自分」は別人ではないとわかってほしい。「人はいつでも変われる」。それは一理あるけど、「あなたが言ったこと・したこと」は消えない。— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
私は母から「今と十年後は繋がってるのよ。今の努力も失敗も、十年後や二十年後に繋がってるのよ」と言われてきた。繋がっているからこそ努力する、繋がっているからこそ諦める、忘れる、忘れない。人生は意外と長い。幸せを掴んだその時に「5年前の自分」に蹴落とされないように。
— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
それは「いじめっ子の保身」であって、「人を思いやっている行為ではない」のかも知れない。
でもみんなが「果たしてこれは十年後の自分の足を引っ張らない行為だろうか。自分の大切な人が見たら何と言うだろうか」と考えたら、あんな出来事は起こらないと思う。— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
客と従業員という、ある意味上下のある関係で「許さない」と言った女性。その是非は私にはわからない。元いじめっ子へ反撃したのも、それが初めてではなかったのかも知れない。
でもあの、唇を噛んで出て行った彼女の真っ赤な横顔が、忘れられない。— うりぼー (@okame83) April 2, 2017
過去に人をいじめていたことを大好きな人に言えますか?言えませんよね。
大好きな彼氏、彼女。奥さん、旦那さんに言えませんよね。
絶対に言えないはずです。
なぜかと言うと、嫌われるからです。
いじめとはそれだけ最低なことです。
私も今の旦那に全て話してあります。
旦那にもいじめをしてたか?してないか?だけ、はっきり言ってと言いました。
旦那も良かったのか、いや良くないけどいじめられる側で傷を抱えていました。
いじめっ子は自分が親になった時、子どもに「いじめはダメだよ」なんて言える立場ではないのです。
創作と言っている人ほど
創作のようで創作でないんです。本当に、いまだに忘れられない出来事です。
— うりぼー (@okame83) April 3, 2017
実はこれ創作と言っている人ほど、過去にやらかした人が多い。
なぜかというと、私はいつもいじめられた側で、この話に妙に納得してしまったからです。
と言うか創作でも創作じゃなくてもいい。はっきり言うと、これは現実でもありえることだから。
過去にした過ちが消えないことは事実であり、本当にこのようなシチュエーションに出くわす人はいるからです。
私はたくさんの人にいじめられてきました。
母親同士が仲が良かったのにその子ども(同級生)にもいじめられました。
その中の1人に大人になってから遭遇しました。
すると、いじめっ子の方が私を見て「早く逃げ出したい、気まづい!!!」という顔をしたのです。
もちろん私はいじめられた側で閉じてたつらい記憶を引っ張り出されて気分は悪い。
でもいじめた側が早く逃げたそうに急に急ぎ出して、こっちを絶対見ない。
これがどんなシチュエーションだったかというと、
レジに並んでいて、私の前がそのいじめっ子だった。
いじめっ子が前だけ見てれば気づかなかったでしょう。
会計に入った瞬間、いじめっ子はふと後ろを見たことで私と目が合いました。
途端に、焦り出すいじめっ子。
あたふたあたふた、ここから逃げ出したい!という様子が声からも伺えた。
焦っていた。
昔はいじめをする側が上にいたかもしれない。弱いものをいじめることで自分が上に立っている気分になるから。
けど大人になったら、いじめられた側が上になる。
いじめた期間よりも、「いじめた期間によって苦しむ期間」の方が長い。
圧倒的にいじめをした側は不利である。
私のいじめの過去の話
小学生の時いじめられたことがあって、フェイスブックでその子とひょんなことから連絡を取り合うことに。
私からいじめの話を持ちだした。
すると相手は「あの時は自分も小学生で幼かった。悪いことがわからなかった。あなたの靴を隠したことがある。ごめんなさい。許してもらえるなんて思ってないけど、ごめんなさい」と謝り出した。
でも私は許せなかった。
小学生で悪いのがわからないのは仕方ないという人もいると思うけど、関係ない。
なぜなら私は何度も靴を隠され、学級会でいつも私のいじめの話が題材になって、黒板の前に立たされているという公開処刑なものを味わっていたからです。
先生が言う「ミコトさんの靴を隠したのは誰ですか?」「ミコトさんの靴がいつも無くなりますが誰ですか?」と言う言葉。
公開処刑もいいところです。
あの恥ずかしさを未だに忘れれません。(小学校1年〜3年で起きたこと)
そして何より、何度も靴を買ってもらうことへの親に対しての「ごめんね」と言う気持ち。
「お母さんごめんね、何度も靴を買わせてごめんね」と小学生1年ながら思っていました。
これを打ちながらまた泣けてきます。
これは創作ではありません。
事実です。いじめっ子の名前を公表したいくらいずっと覚えています。いじめ以外で関わった仲良しな人の名前は忘れているのに。
そしてこんないじめの話はまだ序の口。
中学校、高校、社会人になってからとまだいじめ話はたくさんあります。
逆にこれを見て、「いじめられすぎ、そっちに問題あるんじゃない?」と言う人が出て来るでしょう。
私はあまり集団でつるむのが得意ではなく、割と孤立しているところはあってチャラチャラしたノリが苦手で浮いていました。(文化祭とか運動会とか苦手だった)
言えばいじめられやすいタイプの人間だったのかなと思います。
でも大学生ではめちゃくちゃ友達できました。
地元を離れあえて誰も行かない大学(場所)を選びました。
もう2度とこの人たち(同級生)に会いたくない!と。
知らない場所に行くと、知らない人たちばかりで寂しかったけど、いじめっ子たちから離れて絶対に会えない距離に逃げたからこそ、私自身も性格は明るくなりました。
大学でもいじめられたりもしたけど、友達を庇ったことによる嫌がらせだから気にしなかった。
小中高でク●だった同級生なんかより素敵な人たちに出会えました。
大学の友達は大人になった今でも仲良しです。
今の友達は小中高で一緒だった人は誰1人いません。大人になってから出会った人ばかりです。
記事を読んだ人の感想
一連読みました。今は反撃できるほど、その女性も強くなったんですね。いろんな意味で、変わったのかも知れません。私も小学生の頃いじめられてました。
— ⓢⓞⓜⓔⓣⓞⓜⓞ (@sometomo) April 2, 2017
確かに思春期の多感な時期に虐めに遭うって大人になってもトラウマとして残るよね。いじめで受けた傷って、年月と共に失せれる種類のものでは無いと思う。でも胸の中の思い(傷)を言語化して昔のいじめッ子に叩きつけたことでその女性も前向きになれるかも。言語化する事は大事。
— よしベー (@yDWL7W6ON4Vc5pJ) April 2, 2017
今自分がやや弱ってるのもあって涙が溢れる。
そうなの。そうなんだよ。必ず繋がってるんだよ。
私は意識して誰かに意地悪をした事ははないつもりだけど、それでも小学の時にいじめられてた子を助けてあげなかった、、、と何十年経っても記憶は消えない。— こぐまりーぬ (@kogumariene) April 4, 2017
いじめに加担したことは無いって言いきれるけど、この方のお母様が仰ってる「今と十年後は繋がってるのよ。今の努力も失敗も、十年後や二十年後に繋がってる」は正直刺さる物がある… 失敗してることはいっぱいある 多分今も
— ウメヨ (@umeyo0215) April 2, 2017
リプで経緯書かれてるので気に成る方は見てみて下さい>RT 私もこの方の、十年後の自分は今の自分と繋がってるっていうの、分かる気がする。因果応報とは少し違うかもしれないけど、私も過去悔いている事についてしっぺ返しを何度も喰らってる。やらかした事についての報いは、いずれ必ずあるよね
— 山田 唄 (@yamadauta) April 2, 2017
すべて読ませていただきました。いじめられた経験のある私には、この女性の気持ちがよく分かります。私を虐めていたあの人が職場に客としてきた時、パニックになったし何をしたのか覚えていません。私も反撃できたこの女性みたいに強くなりたいです。
— まりちょん(◍ ´꒳` ◍) (@maripuyoko) April 2, 2017
あなたのいる所だけは嫌だ
私も学生時代に虐められていたので気持ちは分かります虐めっ子の一人が看護士を目指して居たのでもし親兄弟をその人が勤める病院に入院して担当看護士になったら変えてもらうようにすると思います虐めっ子の人達は未だに怨みしか残って居ませんから
— 澄恵、審神者になりました (@dieci1014) April 2, 2017
この記事を見て、私に嫌なことをしてくる小姑が看護師で総合病院で働いていた。
「私は何があっても、その小姑の病院にだけは行かない!絶対に!」と旦那にも言っていた。
私のデータがその小姑の目に触れるだけでも嫌だし、その病院にお金を払うという行為さえ腹が立つからです。
高校の時いじめっ子(男)が医者を目指しており、「こんな人が医者になってたまるか!!!」と腸が煮えくり返るくらい怒りを感じたことがあります。
実際に医者になっているかは知らないです。私はいじめっ子のいる地元から誰も行かない場所へ進学したからです。
でも地元に戻り、「医者になる」と言っていた同級生をたまに見かけることはあります。
家庭を持っており、子どもがいるところも目撃しますが、ま〜そのあとは気分が悪いこと!
あんな人が子どもを持ってるなんて、世も末だ。と。
また美容院も同じです。
今ホットペッパービューティーではスタイリストの名前や顔が見れますよね。
私はまず美容院のスタイリストを見ていじめっ子がいないかどうか確認し、美容院選びをします。
いじめっ子に出くわさないよう徹底です。
誰が会いたいですか、過去に自分を苦しめた人に。
ですのでフェイスブックもいじめっ子の名前を検索しブロックしたりと、とことんいじめっ子を自分の記憶から排除しようとしました。記憶からは消えてくれませんが…。
今ではフェイスブックさえしていません。楽です。
いつか自分に返って来る
いつか自分に返って来ると言うのは
「悪いことをしないようにするための脅し言葉」と思う人もいるかもしれませんが、
事実本当にかえってきます。
いじめだけではなく、パワハラ、セクハラ、DVもそうです。
それは大人になってわかるのです。
大人になって、いい調子で物事が進みそうな時に突然やってきたりします。
別の意味での「ナイスタイミング」というやつです。
でも何が悔しいって、いじめた側って案外いじめたことを覚えていないのです。
それが悪いことと思っていない証拠です。
それに一番悔しさを覚えますよね。
どこかで、過去にいじめたことが「いつかバレる」と怯えて毎日過ごしていてほしい。
いじめられた側が、相手を呪ったり恨んだりするのは時間の無駄だし、いじめられた側はもっと楽しく生きる権利がある。
そんないじめてきた相手に時間を注ぐ必要はない。
あなたが何もしなくても、相手が苦しむ時は来るから。
いじめた相手が上司になったり、
いじめたことが職場にバレて孤立したり、
いじめたことがバレて婚約破棄になったり、
いじめたことがバレて立場が悪くなったり、
いじめたことで異動になったり、
いじめた相手がお金持ちになっていたり、
いじめた相手が芸能人になっていじめられたことを激白したり…
様々なしっぺ返しはやってきます。
芸能人で最近でもありましたね。
いじめられたことを詳しく話した女性芸能人。
その記事に「この人(女性芸能人)と同級生だった!と、もう言えないよね。いじめた加害者と思われるから」と書いてあって、
芸能人になることも、立派な仕返しなんですよね。
テレビで公開処刑できるチャンスがあるから…。
E-girlsの鷲尾ちゃんも確かいじめられて見返したくて芸能界入ったと言っていました。
鷲尾ちゃんはめちゃくちゃ可愛くて歌もうまいため、「鷲尾ちゃん良かったね!見返せてるよ!」と応援していました。
このツイートは、特にこの言葉がみなさんの心に突き刺さるのではないでしょうか?
「今と十年後は繋がってるのよ。今の努力も失敗も、十年後や二十年後に繋がってるのよ」と言われてきた。繋がっているからこそ努力する、繋がっているからこそ諦める、忘れる、忘れない。人生は意外と長い。幸せを掴んだその時に「5年前の自分」に蹴落とされないように。
この言葉を忘れぬよう、せめて今からでも人をいじめたり、悪意のある行為をしないように。
誰しもが無意識に人を傷つけていることはあります。
ただ、自分で意識してわざといじめたり傷つけるような行為・発言だけはやめましょう。
過去は過去じゃない。
過去は未来について来る。