自身が経験した扁桃腺摘出手術の事を詳しく伝えます〜生まれた頃から巨大な扁桃腺〜

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生まれつき、扁桃腺が大きかったミコトです。

今日は私自身が患った、慢性扁桃腺炎についてお話しします。
これから入院する人・手術する人の参考になるようなことを書きます。
少しでも不安や、恐怖を取り消せたらいいな〜と思います。
手術や入院生活がどんな感じなのか、イメージを伝えられたら嬉しいです。

もくじ

私の状況

・元々生まれつき扁桃腺が大きかった
→でも医者の先生に切らなくてもいいと言われていた。

・扁桃腺が大きく、風邪になりやすかった。
→熱がそんなに出るわけじゃないけど、風邪をよくひいた。
喉が痛いことがよくあった。

・扁桃腺が大きく、におい玉(扁桃膿栓)という、とっても臭い黄色い玉が口から出てきた。
→咳をしているとき、寝ているとき、ふとした瞬間に、喉から口の中にコロッと出てきます。
それがチョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜臭い!泣くほど臭い!
寝てるときに出てくるのは一番嫌だった。
枕元にティッシュが必要だった。
寝てるときに、口の中にコロッと出てくるため、目がぱちっと覚めてしまうのです。

におい玉(扁桃膿栓)のお話:http://www1.ehime.med.or.jp/jibika/htm/hfile/hfile_008.htm
こちらのサイトに詳しく書いてあります。

・その扁桃膿栓が年々異常に増えてきて、喉に常に扁桃膿栓が張り付いていた。
→扁桃腺が大きいため、鏡で「あ〜」と口をあけみてみたら、喉に黄色い粒がたくさんついている状態。
当時(手術前)は、この正体がわからなかった

におい玉の取り方6選:https://matome.naver.jp/odai/2147653277528974901
写真に注意!

・そのにおい玉を当時は爪楊枝でとったり、指を突っ込んでとったりした。
→それだけ扁桃腺は大きく、指が届いていた。

・手術した年、扁桃腺の巨大化により睡眠時呼吸ができず起きるようになる
→この時点で、危ないと思い、病院へ行くと手術が決まった。

病院へ行った時の話

病院へ行き、状況を話し、先生に喉をみてもらいました。
大きく、赤く、膿んでいる状態でした。
喉には黄色い粒も(におい玉)

先生は悩むことなく、「取ろう」と言ってくださいました。
ここまでなっているととった方がいいと。
すぐ手術・入院のスケジュールを確認してくださいました。

嬉しかったのを今でも覚えています。
解放されるのだ・・・!と。

病院に行って知ったことなのですが、
私は慢性扁桃腺炎だった様子。

慢性扁桃腺炎について:神尾記念病院

私は常に扁桃腺炎になっている状態。

知らなかった。
風邪ひいたり、何かしらで病院へ行った時に
「口開けて〜」と喉を見られるときに
「喉大きいね〜」「喉赤いね〜」「風邪だね〜」
と言われてきたけど、本当は風邪だけではなく扁桃腺炎の影響で赤くなって、鼻水や喉の痛みが出ていたのでした。

毎度毎度、喉大きいね〜と言われるのが嫌でした。
知ってるよ!みたいなね。

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入院

いざ入院!となるとやはり怖いもので。

手術についての説明や、サインしたり・・・
扁桃腺の切除は全身麻酔のためです。

その説明があり、扁桃腺が取れる〜と思うと嬉しかったのに、入院が近づくと怖くなってしまいました。

入院は10日間と決まっています。
扁桃腺の切除の入院は10日間。
なぜか、というと肺炎の可能性や、傷口が塞がらずもう1度手術する可能性もあるためだと聞きました。
実際に手術後、先生が喉をいつも見にきました。
血が出ていたら、もう1度手術と言ってきて、その発言に怯えたのを今でも覚えています。

手術

いよいよ手術。
前日の夜は飲食禁止。

当日は歩いて手術の部屋に看護婦さんと行きます。
手術室はドラマで見るようなドア1枚向こうではなく、ドアの向こうのもっと奥にありました。
ドア入って、通路歩いて、またドアみたいな感じです。(病院によって違うかも)

手術するとき、私は20代前半。
初めての手術、全身麻酔に怯え、泣きそうになっていました。

ドアを入り、中でボタンを押すとドアは閉められ、通路を歩いている間、
手術をする助手のような方と歩いていたのですが、
「大丈夫ですか?」と何度も声をかけてくださったのに私は
「大丈夫じゃないです」と泣きそうになっていた。

全身麻酔

いよいよ、手術が始まる。
指示された場所に寝転び、点滴が始まった。

全身麻酔は点滴を通じて入ってきました。
「麻酔入りますよ〜」という声とともに、麻酔が体に入った瞬間に意識は飛んだ。
びっくりしました。
全身麻酔ってそんなすぐ来るものなのか。と。

手術直後

起きたら、手術室の部屋。
起きたら体も動かせない、もちろん声も出せない。
近くの先生たちが気づいてくれるまで、このまま。

私の目が開いてることに気づいた助手の方が、私の喉の奥に入っている管を抜いた。
その瞬間、呼吸ができなくなった。
息が吸えない!
びっくりして、目が見開きました。

全身麻酔のため、呼吸が自分でできないのです。
そのため、喉の奥に管が通っていたのです。酸素を送り込んでいたのですね。

息ができない!苦しい!苦しいよ!
早く助けて!

と思っていると、酸素マスクをつけられた。
すると息が吸えるようになりました。

体はだるく、とても苦しかったです。
あのえらさは忘れません。
まだ麻酔が切れていないので喉の痛みはなかったです。
でも、喉を切っているので喉から血が出るので定期的にティッシュに血を吐き出す必要がありました。

手術室のベッドに乗せられたまま、大きなエレベーターに乗って苦しくてえらくて、看護婦さんが手を握ってくれていたのを覚えています。
ベッドに寝転んでても体が最強につらかったのです。
寝転んでてもしんどいって、結構つらいものです。

もちろん、動くのも禁止。
トイレも行けないのでおしっこは、ベッドに寝転んだまま、看護婦さんが入れ物を持ってその中におしっこをした。

飲食なんてもちろんない。
まぁずっと点滴だから飲み物の心配はない。

当分、酸素マスクをしたままで、常に点滴でした。
麻酔が切れてきだすと喉の異常な痛み。
そりゃそうだ、肉を切っているのだから痛くないわけがない。

座薬を入れてもらった。(飲めないため)

切除した扁桃腺

手術が終わり、部屋に帰ると家族が待っていました。
1時間で終わると言われていた手術。
通常は1時間程度と言われていた手術が、私は2時間かかっていました。

先生はそれだけ大きかったと言っていたそうです。
切った扁桃腺を先生が家族に見せると、それはそれはもう大きなものだったそうです。
こんなもんつけてたらそりゃしんどい・・・。と家族の声。

私にも見るか?と言ってきたけど、手術後でしんどかったので見たくなくて見ませんでした。
絶対グロテスクだもん。
術後のしんどいときに見たら吐いてしまう、きっと。

でもこれ見る機会はもうないんだな〜と今更ながら思うのです。

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術後の入院生活

手術した次の日の食事は、ポカリスエットにとろみをつけたようなものと薄い味噌汁。
飲み物だけでした。

話すこともできない、食べれない、ただ寝るだけです。
動くことはできるようになりましたが、それもトイレまで。

食事に関しては、全粥で米の原型のないお粥が続き、ちょっとずつお米かな?と思うものが増えてきて・・・
というように日に日に食事も変化しました。

手術後毎日先生は朝様子を見にきてくれました。
最初は声出せないので、ウンウンと頷くか、首を横に振ることしかできませんでした。

痛み止めは結構もらいました。
最初何日かは食事をまともに取れないので座薬でした。

お風呂はしばらくは入れませんでした。
血行が良くなり、喉から血が出る可能性があったためです。

私は歯磨きしながら、まだ鏡を見るメンタルがありませんでした。
喉がなくなっているのが怖いとかじゃなく、切ってあるというのが怖かった。
でも何日かしたら、鏡で見ることができました。
喉の奥が見えました。
というか、喉の奥がすっからかん。
本当に大きなあの扁桃腺がとってありました。

扁桃腺には白いガーゼのようなものが張り付いている状態でした。

ちなみに、術後の口には口内炎が数個できていました。
手術により、器具が口の中を傷つけていてできたのではないかと思います。

入院中はずっと点滴生活です。

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後遺症?

入院中、寝ていると、えずいて起きました。
オェ!と目がさめるのです。
それもしょっちゅう。こんなの初めてでした。

なぜだろう?
その時は理由もわからなかったです。
看護婦さんに聞いてもわからない、と言われました。

その時はお腹が空きすぎているのだと思っていました。
でもそのえずきは続きました。

でもだんだんわかってきました。
仰向けで寝ている時だけに起きていること。
また夏には起こらないこと。

原因は、布団や服が喉元にあたることによって、えずきが起きていました。
そのため、布団の多い冬、顔まですっぽり被って寝れば問題はありませんが、顎辺りまで布団をかけていると、それが下がって、首元(喉)にあたり、
えずきが発生していました。

これまで着れていたタートルネックも、首に服が当たり気持ち悪くなってしまいました。
歯医者さんで、寝転んで治療してもらっている間も、首に服があると気持ち悪くなり、
首元を引っかくように服をどかすと、
「どうしたの?」と今でも歯医者さんに言われます。

このえずきは正直いうと今でもあります。
手術後に比べると軽くなりました。
が、当時は本当にすぐえずいていました。

空嘔吐というべきなのでしょうか。
中身は出ないけど、吐いてる状況と同じ。
オェ!オェ!と言いながら起きます。

私の場合、夢の中で気持ち悪くオェオェ言っていると目が覚めて
現実でもオェオェなっているという感じです。
目覚めの悪さ100点です。

中身が出てないだけで、嘔吐なので本当に苦しいです。
そのあと、はぁはぁ言ってます。

最近もやはり気持ち悪くて目がさめると
仰向けになっていて、首元に布団があります。

いつも横を向いて寝るのですが、寝ている間の姿勢はどうしようもないですよね。

後遺症はひとそれぞれ違うようです。
後遺症がない人もいます。これまでなかったものが起きるとびっくりしますよね。

味覚障害を起こす人もいるそうです。

まとめ

私の扁桃腺摘出手術の体験談はこんな感じです!

手術はやっぱ怖いけど、しんどいのは術後だけ。
あとは回復に向かいます。

それとご飯のありがたさをすごく感じるようになります。
流動食のようなものを食べ、しばらくはお粥や、柔らかい食べ物なので。
あとは、ゼリーとか入院中よく食べました。

扁桃腺が年々、悪い方に変化し、夜中呼吸できず起きた時は本当に危機感を覚えました。

扁桃腺を切ったあとは、あの黄色い玉(におい玉)は出なくなりました!
嬉しい!これが嬉しい!

あとは、やっぱ、風邪引きにくくなったかな?と思います。
でも扁桃腺は敏感にはなっているので、乾燥しているとすぐ喉が痛みます。
「あ〜いま部屋乾燥してる」とわかります。

扁桃腺摘出手術は本当にしてよかった!

退院後も、血が出るはあったけど、うっすらの血がたまに出るくらいで、
病院に通って処置というわけではないので、退院後も平穏に暮らせました。

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